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アルミ素材への連続フープめっき

アルミ素材へNiめっきを施し、その上にスズめっきをしたものです 上の写真はアルミ素材へNiめっきを施し、その上にスズめっきをしたものです。

従来、アルミ材への表面処理加工においては「アルマイト処理」という前処理技術が必要とされていました。
また、その後のめっき処理に関しても無電解めっき 所謂「ジャブ付けめっき」という薬品自体の化学反応処理による手法が一般的でした。
この方法はプレス後の成形品や個片には有効でしたがコイル条材等への連続加工性は有りませんでした。
更に前述の「アルマイト処理」には大規模な処理槽が必要な事や廃液処理等の課題があり小規模な工場では実現不可能な事でした。

「東電化」はこれらの問題を克服し、アルミ素材のコイル条材をはじめ1次プレス加工品(リールtoリール)等への連続フープめっき加工処理が可能になりました。

銅合金等の素材地金が高騰している最近では、素材転換が可能な場合、比較的安価で安定しているアルミ素材を用いることは大きなコストメリットになります。
また、アルミ材は銅合金と比較しても比重差から同物量でも約3倍の長さも得られ軽薄短小の時代のニーズに合った軽量化が図れるメリットが有ります。

「東電化」はアルミ素材に対しても銅合金等素材に対してと同等の機能性を持った連続フープめっき加工品を量産しております。

  主な用途

・EV・PHV車のバスバー材
・ヒートシンク材
・携帯電話等2次電池端子材、筐体材等